VTE予防対策チーム

(VTE 静脈血栓塞栓症)

(DVT/PE 深部静脈血栓症/肺血栓塞栓症)

2010年04月01日 VTE予防対策委員会(VTE予防対策チーム)発足

 

VTE予防対策チーム
●概要
 静脈血栓塞栓症(VTE)予防対策チームは、エビデンスのあるVTE予防方法を検討、共有し、VTEの早期発見から早期診断・早期治療への円滑につなげる体制を、 病院全体で構築することを目的として活動しています。
 院内のVTE予防対策、および職員のVTEに関する知識の向上を目的とした医療チームです。


●メンバー構成
 医務部医師、看護部各部署、検査技師、理学療法士   (未定:医事課、薬剤科、用度課、情報システム課)

 


【入院患者におけるVTE予防調査票】 全入院患者対象  2012年7月 導入

 

【患者さん向けパンフレット】

 『入院中の「VTE(静脈血栓塞栓症)予防」について』   全入院患者対象   2011年7月 配布開始

 


活動の経過

 

2018年05月10日 平成30年度 院内 新人看護師集合研修 「VTE予防総論」
2017年05月11日 平成29年度 看護部新人研修 「 VTE(静脈血栓塞栓症)予防について」

2016年4月  平成28年度 看護部 新入職者集合研修「VTE予防について」
              Ⅰ部 VTE総論、Ⅱ部 予防法、Ⅲ部 実技(弾性ストッキングの着脱、弾性包帯による包帯圧迫法)

2015年    患者さん向けパンフレット「入院中のVTE予防について」→入院時のしおりへ一元化

2014年5月  平成26年度 新入職者集合研修「VTE予防について ~医療安全のためのVTE予防に向けて~」

                     「理学的血栓予防法 -「圧迫療法」の基礎知識と実際について-」

2014年    「入院患者におけるVTE予防調査票」継続、症例検討、ラウンド等

2013年1月  「標準看護計画」の見直し検討

2012年10月  平成24年度 新入職者集合研修「VTE予防について ~医療安全のためのVTE予防に向けて~」

                      「理学的血栓予防法 -「圧迫療法」の基礎知識と実際について-」

2012年7月   VTE全体講習会⑤ 「圧迫療法の基礎知識と実際について」

2012年7月  「入院患者におけるVTE予防調査票」 導入  *全入院患者対象

2012年6月-7月 VTE全体講習会③④ 「外科周術期におけるDVT発生頻度」について

2012年6月  「入院患者におけるVTE予防調査票」 試行開始

2012年4月-5月 VTE全体講習会①② 「Ⅰ.入院患者におけるVTE予防調査票」について
                 「Ⅱ.DVT予防用弾性ストッキング導入における実践基準」について

2011年7月   患者さん向けパンフレット「入院中のVTE予防について」配布開始  *全入院患者対象

2011年6月-7月 圧迫療法実技講習会

2011年5月-6月 全体講習会「VTE予防について① ~解剖・病態から予防対策について~」
             「VTE予防について② ~医療安全のためのVTE予防に向けて~」

2011年4月  平成23年度 看護部 新入職者集合研修「VTE予防について ~医療安全のためのVTE予防に向けて~」

2010年11月  第8回 VTE予防対策委員会
        理学的血栓予防法 「DVT(深部静脈血栓症)予防における圧迫療法について」
2010年4月1日 VTE予防対策チーム 発足

 

 


【新入職者集合研修】 2011年開始~2018年まで 担当牛山 浅美

 ● VTE予防について


【院内職員対象 全体講習会】2011年概要  担当:牛山 浅美

 ● VTE予防について ~医療安全のためのVTE予防に向けて~

 ・VTEとは(エコノミークラス症候群とは)
  ・DVTとは
  ・PEとは
  ・解剖
  ・症状
  ・検査と診断
 ・血栓形成の要因
 ・VTE危険因子(リスク)
 ・PTE発症の誘因
 ・DVTの問題点
 ・なぜ「予防」が重要なのか?
 ・医療安全全国共同行動
 ・診療報酬「肺血栓塞栓症予防管理料」
 ・ガイドラインと「リスク分類」「リスクレベル評価」
   ・肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン
   ・ACCPガイドライン
 ・VTE予防法
  ・早期離床と積極的運動、下肢挙上、圧迫療法、抗凝固療法について
  ・理学的血栓予防法について
 ・血管評価と安全性
  ・下肢動脈の狭窄・閉塞
 ・症例
 ・当院の取り組み
 ・まとめ
 ・おわりに


●圧迫療法実技講習会

●「入院患者におけるVTE予防調査票」について

●「DVT予防用弾性ストッキング導入における実践基準」について
  はじめに
  背景と概要
  用語解説
  Ⅰ.定義、位置づけ
  Ⅱ.形状・構造及び原理等
     種類、規格、サイズ、測定(採寸)、形状(タイプ)、構造、原理等
  Ⅲ.使用目的、効果
  Ⅳ.圧力設計(品目仕様等)
  Ⅴ.適用対象
  Ⅵ.禁忌、警告
  Ⅶ.導入の事前準備、確認事項
  Ⅷ.使用方法
  Ⅸ.使用上の注意、不具合・有害事象
  Ⅹ.保管方法及び使用期間等
  今後の展望
  中止・終了の目安 、退院時の対応
  おわりに

●「圧迫療法の基礎知識と実際について」
 ・はじめに
 ・圧迫療法の基本
    圧迫療法の種類
    圧迫療法の一般的対象と疾患、症例
    背景
      診療報酬、ガイドライン、医療機器化
    踏まえておきたいこと
      規格規定や使用基準、日本の現状
      適正使用・適正管理のために
    圧迫療法の基礎知識(種類・分類、機能・法則・作用・効果、選択指標など)
      弾性着衣の基礎知識
      包帯圧迫法の基礎知識
      間歇的空気圧迫法(IPC)の基礎知識
 ・圧迫療法の実際
    事前準備と確認事項
      適応、禁忌・警告・注意事項、注意を要する病態
      患者の準備と確認
      圧迫療法の準備と確認
    併用管理の確認・実践
      装着肢の皮膚管理について
        圧迫療法における問題点、予防的対処
      患肢挙上について
        方法、注意事項、禁忌、フットポンプについて
      運動療法について
        立位、歩行(疑似歩行)
        足関節運動(底背屈運動)
        下腿筋静脈への作用:超音波、足底静脈叢:X線
      徒手療法
      患者指導
        日常生活指導、自己管理指導、問題への対処など
      薬物療法
    圧迫療法の導入、継続管理
 ・よくある質問について
    実施期間、発赤、動脈触知不可能、包帯圧迫法の力加減など
 ・情報提供
 ・おわりに